パレットレンタル2社、共通サービス基盤を本格化

サービス・商品日本パレットレンタル（JPR）とユーピーアール（upr）は7日、共通のサービス基盤「X-Rental（クロスレンタル）オープンプラットフォーム」（XROP、クロップ）の本格運用を開始したと発表した。両社間でのパレットの発注・返却、受け払い、問い合わせなどを一元化することで利用者の手間を軽減する。

JPRは2023年11月に先行してXROPを介したサービスの提供を開始し、uprがXROPへの移行を完了したことから本格運用を決めた。両社はXROPを通じ、システムを共通化するだけではなく、多様なアプリケーションとの連携を可能にする。

JPRは、納品伝票を電子化する「DD Plus」（ディーディープラス）や共同輸送マッチングサービス「TranOpt」（トランオプト）のほか、TSUNAGUTE（ツナグテ、東京都千代田区）が開発したバース予約システム「telesa-reserve」（テレサリザーブ）との連携を一部を実装済みで、一部は実装を計画中。

uprは、アクティブRFIDタグを搭載したクラウド型パレット管理システム「スマートパレット」や、AI（人工知能）画像診断を用いたパレットカウントアプリ「パレットファインダー」と連携を予定しているという。

XROPは、両社が提供するシステムに限らず、他社が提供するシステムとも連携が可能。今後はほかのレンタル事業者や、自社で物流容器を所有・運用する企業などにXROPへの加盟を募り、サービスの提供範囲を拡大する計画だという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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