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三崎恵水産、環境負荷の低い保冷箱をテスト運用

2024年5月27日 (月)

環境・CSR三崎恵水産(神奈川県三浦市)は27日、新しい保冷箱「tunagu cool box」(ツナグ・クール・ボックス)を発表した。この保冷箱は、発泡スチロールと同等の保冷性能を持ちながら、環境負荷を大幅に低減することができるとして、ことし4月にリリース。2025年からの本格導入に向けて、現在テスト運用を開始している。

「ツナグ・クール・ボックス」は外側がリサイクル可能な段ボール、内側が自然素材の発泡体の二重構造になっており、断熱性と保冷効果に優れている。植物由来のエコロジカル素材を使用し、カーボンオフセットにも寄与する。発泡体部分は折り畳み可能で、ごみとしてかさばらない。段ボール部分は資源ごみとして再利用でき、発泡スチロールに比べて処分コストも低い。

(出所:三崎恵水産)

同社は水産加工・卸問屋として、まぐろ商品の加工・販売を行う傍ら、発泡スチロールの使用量削減に長年取り組んできた。現在取引先でのテスト運用を行っているが、段ボールから水分が漏れる心配はなく、冷凍商材の輸送に最適だという。また、商材によっては調整が必要だが、基本的には現行のオペレーションに少し手を加えるだけで対応可能だとしている。今後、物流量の30%をツナグ・クール・ボックスに切り替え、徐々にその割合を増やしていく計画だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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