伊藤忠、北米自動運転トラサービスのGatikに出資

サービス・商品伊藤忠商事は11日、アメリカの自動運転を活用した物流サービスプロバイダーであるGatik AI（ガティック・エーアイ）と協業することを発表した。

ガティックはトラックを用いた自動運転技術の開発とこれを活用した物流サービスを提供しているスタートアップ。ソフトウエアだけでなく、自動運転車両の全体設計や試験評価に関するノウハウを持ち、公道でのレベル4商用運行にも2021年に成功。荷主の中間倉庫間や、倉庫と店舗間のミドルマイル領域で、アメリカ初の自動運転車両による物流サービスを展開している。

伊藤忠商事は川下を起点とした成長投資を加速し、事業領域の拡大を図っており、アメリカでは自動車関連の物流、ファイナンス、小売事業を展開し、バリューチェーンの拡大に努めている。伊藤忠は今回のガティックへの資本提携を通じ、アメリカで取り組む商用車の卸売・販売金融事業などとのシナジーの創出など、川下領域でのバリューチェーンの拡大を図ると共に、米国以外の他地域でも、自動運転車両による物流サービスの可能性を追求することで、持続可能な物流の実現を図っていくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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