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丸紅、GHG削減船舶塗料の販売開始

2024年6月14日 (金)

ロジスティクス丸紅は14日、船舶の燃費改善と温室効果ガス(GHG)排出量削減を目的とした新サービス「低摩擦塗料」の販売を開始したと発表した。新サービスは船底防汚塗料の成果払い方式を採用し、燃費改善の成果に応じて代金を支払う仕組み。これにより、船主は追加の初期費用なしに、従来の塗料と同価格で低摩擦塗料を利用できる。丸紅の検証では、一般的な塗料と比べて約5~15%の燃費改善とGHG排出量削減が確認された。

低摩擦塗料は、塗膜の平滑性を向上させ、摩擦抵抗を低減することで燃費改善を実現する。この塗料は、船体の汚損リスクを低減し、燃費低減効果を高める。特に、国際海事機関(IMO)が2050年までにGHG排出量を2008年比で半減する目標を設定しているため、環境規制に対応するための重要な対策となる。

丸紅は、保有船に低摩擦塗料を塗布し、3年間にわたる航海で効果を検証した結果、燃費改善とGHG排出量削減が期待できることを確認した。このサービスにより、船主は追加の初期費用なしに低摩擦塗料を導入できるため、経済的な負担を軽減しながら環境対策を進めることができる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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