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バスやトラックに運転記録装置を搭載義務付け

2024年6月18日 (火)

行政・団体国土交通省は14日、バスやトラックなど大型車を対象に、事故時にアクセルやブレーキの操作状況を記録する事故情報計測・記録装置(EDR)の搭載を2年後の2026年12月以降の新型車から義務づけると発表した。事故時のデータを収集し、分析することで、より安全な車両や安全装置の開発を進めるのを目的としている。

対象となるのは乗車定員10人以上のバスと車両総重量3.5トンを超えるトラックで、道路運送車両の保安基準などを今月中に改正する。26年12月までに生産された車両については、29年12月までにEDRを搭載する必要がある。

▲EDRの作動イメージ(出所:国土交通省)

EDRは加速度やステアリング操作、衝突被害軽減ブレーキの作動状態などを記録する装置。日本は国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)で、搭載義務化に向けた議論を主導し、昨年11月に国連協定の新規則として合意が得られた。

今回の保安基準の改正では、このほかに定員10人以上のバスにビルトイン型(座席一体型)のチャイルドシートを設置する場合、従来のチャイルドシートと同等の保護性能を確保する構造にすることや、ヘッドレストを設ける場合、運転席と同等の保護性能を確保する構造にすることも義務付ける。チャイルドシートについては今年6月20日から、ヘッドレストについては26年9月1日から適用される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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