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ゴードーとNSD、工場・倉庫作業者管理ツールで連携

2024年6月18日 (火)

M&A製造業向けIoTシステムを手掛けるゴードーソリューション(静岡県浜松市)は18日、同社が提供するIoTによる工場の見える化システム「Nazca Neo Linka(ナスカ・ネオ・リンカ)」とNSD(東京都千代田区)の工場向け作業者分析ツール「Tracking Navi(トラッキング・ナビ)」の連携を開始したと発表した。

「Nazca Neo Linka」は、工作機械など生産設備の稼働情報のほか、担当者別の作業時間や製造番号など製造にかかわるさまざまな情報を紐づけて管理する製造業向けのIoTシステム。設備の稼働率や製造原価など工場経営に必要な情報をタイムリーに「見える化」する。

▲システム構成イメージ(クリックで拡大、出所:ゴードーソリューション)

一方の「Tracking Navi」は、作業者が持つスマートフォンの動きを自動で記録し、位置情報やムダな移動、混雑しているエリアなどを把握する工場や倉庫向けの作業者分析ツールで、自律航法と、ビーコンやマップによる独自の補正技術を組み合わせて位置情報を測位する。自律航法とビーコンを併用することで、受信機の設置台数を約90%削減でき、設置の手間とコストの削減にもつながる。

両方のツールを連携することで、Nazca Neo Linkaによる設備のステータス情報に、Tracking Naviが収集した作業者情報を紐づけて管理できるようになり、いつ・だれが・どの設備で・どれくらいの時間作業していたのかを容易に集計できる。また、Nazca Neo Linkaの原価管理機能で、製造番号や図面番号ごとの製造原価をタイムリーに算出することも可能になる。

両社は、2つのツールの連携で、作業者が意識することなく、より正確な実績管理・原価管理が可能になるほか、日報などの現場情報のデジタル化で労力や時間、コストの削減も期待できるとしている。今回の連携で、年間20社への導入を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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