NSU海運、外航船1隻を期限前解約

ロジスティクスNSユナイテッド海運は28日、定期用船契約中の外航船1隻を期限前に早期返船すると発表した。契約先の海外船主法人と交渉し、船主側の最終確認が取れたことから、期限前解約を行うもの。

円安への転調による損益改善が期待される一方で、ばら積み船市況は低水準で推移しているほか、新造船の大量竣工はピークを過ぎたとみられるものの、当面は船腹需給の緩和により、不安定な市況が続くと判断。

将来的な損益改善に向けた抜本的方策の一環として、海運市況高騰下で締結した定期用船契約を進めることにしたもの。既に外航船2隻の期限前解約を実行済みで、さらなる競争力強化を目的に外航船舶1隻の早期返船を船主と交渉し、24億円で４月に返船することとなった。