サービス・商品TOPPANホールディングスのグループ会社で、ロジスティクスシステムの開発・製造などを手掛けるアイオイ・システム(東京都品川区)は27日、AI(人工知能)ロボットメーカーのギークプラス(Geek+、東京都渋谷区)と共同で、無人搬送車(AGV)と、プロジェクションを使ったピッキングシステムを組み合わせて作業を省力化するシステムの提供を開始したと発表した。
アイオイ・システムが開発したプロジェクションピッキングシステム(PPS)は、プロジェクターを使い、さまざまな形状の棚やラック、床面や壁面に画像や文字、数字、QRコードなどを直接投影する仕分け作業支援システム。プロジェクターを活用することで、理解しやすい作業指示を出せる。画像認識やセンサー認識技術を利用しており、ポカヨケ機能も搭載している。
今回、両社が提供しているシステムでは、AGVが作業ステーションに到着すると、PPSで取るべき間口が直接照らされ、作業員に明示される。センサー機能を搭載しており、作業ミスをすると音と光による警告が発せられるため、ミスにもすぐ気付くことができる。商品のピッキングが終わった棚はAGVによって自動的にステーションから離れ、隣で待機していた次の棚が入れ替わりに到着するので、作業の省人化や効率化、ミスの軽減を図れる。
このシステムは、SBS三愛ロジスティクス(東京都新宿区)の一宮センター(愛知県一宮市)で2023年9月から稼働している。
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