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ダスキンがレンタルマット・モップに電子タグ導入

2024年7月1日 (月)

サービス・商品ダスキン(大阪府吹田市)は1日、同社の主力商品であるレンタルマット・モップにRFID(電子タグ)を取り付け、運用を開始したと発表した。タグにはサイズや種類などの情報が登録されており、入出庫の際の検品・検数作業の時間が8割から9割削減される。

▲「RFIDタグ」取り付けによる効果(クリックで拡大、出所:ダスキン)

RFIDが取り付けられたのは、同社がレンタル用品として扱っているマットとモップ2万4000点で、1日から運用が開始された。マットはさまざまな形で使用され、洗浄や乾燥を繰り返すため、タグによる管理が難しかったが、2022年から沖縄で運用テストを開始。タグの耐久性を確認して全国の運用を始めることになった。

これまでは回収したマットやモップは手作業で数や状態をチェックし、出荷時は2人1組で数や商品をチェックしなければならなかった。また、回収時の伝票入力も担当者の負担になっていた。タグ導入後は、ゲートリーダーやトンネルリーダーを使って数や商品を自動でチェックできるようになり、伝票の入力作業も必要なくなる。これによって作業時間が8割から9割削減されるほか、検品・検数の人為的ミスが大幅に減少。商品の誤配送の削減にもつながる。

また、一部の業務では個人の業務経験やスキルにかかわらず、作業レベルの平準化が図られ、初心者にも働きやすい環境の実現や労働力不足の緩和にもつながるとしている。

同社のレンタルマット・モップを扱う事業所は全国に45カ所あり、年間出庫数は1億3100万枚にのぼる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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