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在庫精度の向上狙う

イオンリテール、旗艦店でRFIDロボットを試験導入

2016年1月6日 (水)

サービス・商品米チェックポイントシステムズ社は6日、イオンリテールが商品管理システムと、RFID・棚卸用ロボットを試験導入したと発表した。RFIDロボットのプロトタイプを試験導入することで、在庫の精度と顧客満足の向上を図る。

▲衣類に取り付けられたRFIDラベル

▲衣類に取り付けられたRFIDラベル

これにより、イオンリテールの電子商品管理(EAS)システムは既存のアコーストマグネチック方式(AM方式)から、RFIDに拡張しやすいラジオ電波方式(RF方式)へと段階的に入れ替えることとなる。

RFIDロボット

▲RFIDロボット

イオンリテールとチェックポイント社は、アパレルサプライヤー、一般消費財メーカーと連携し、製造・流通段階でタグを貼り付けるソースタギングの取り組みを開始する。

このプログラムでは、タグがあらかじめ取り付けられた状態で店舗に商品が納品されるため、すぐに商品を陳列できる。ソースタギングを通じ、店舗では在庫を可視化することで業務効率を高めるとともに、作業改善による接客応対への人時配分、顧客への接客応対向上につなげる。

イオンリテールは旗艦店でチェックポイント社のRFIDソリューションの試験導入に着手。RFIDを用いた在庫管理ソフトウェアをベースに、精算業務と店舗出入り口の管理でRFIDを活用する。

RFID対応アンテナ

▲RFID対応アンテナ

タグはRFとRFIDに対応したチェックポイント社製品「UNO RF/RFID」ラベルを使用することで、理論上の在庫と精算済みの商品をリアルタイムで照合し、瞬時に店内在庫を把握できるようにする。

RFID仕様へのアップグレードが可能なEASアンテナを導入しているため、ロス対策と在庫可視化に向けて、従来のEASとRFIDの両方のタグを使用することができるのだという。

旗艦店では、チェックポイント社で初となるロボットによる在庫カウントソリューションを設置。ロボットがサイクルカウント業務を自動で行い、人為的ミスを防ぐことで業務効率の向上につなげる。

▲天井型RFIDアンテナ(オーバーヘッド2.0)

▲天井型RFIDアンテナ(オーバーヘッド2.0)

■RFIDロボットの動画
https://www.youtube.com/watch?v=TVE6Xopcszs