国際中国・蕪湖宣州空港は2日、ベトナムの首都ハノイへの新たな国際航空貨物路線を開設したと発表した。この路線は、同空港にとって初めての国際貨物路線であり、蕪湖市とハノイを結ぶ重要なルートとなる。
同空港は、中国東部の安徽省に位置しており、JD航空が運航する航空機がこの新路線の最初の飛行を完了した。空港は、国際的にアクセス可能な航空貨物ネットワークの構築を加速し、国際競争力を持つ航空貨物ハブとしての地位を確立することを目指している。

(出所:蕪湖宣州空港)
2024年3月18日、空港は国立港湾管理局から一時的に貨物業務を行う許可を取得し、これにより新たな貨物路線の運航が可能となった。蕪湖宣州空港は21年4月に正式に運用を開始し、これまでに41の旅客路線と6つの全貨物路線を開設している。空港は中規模の民間空港および専門的な航空貨物ハブとしての役割を果たしている。
2023年には、空港の旅客数が123万人に達し、前年比218%の増加を記録した。また、貨物と郵便物の取扱量は2万トンを超え、前年比314%の増加となった。2024年の最初の5か月間で、貨物と郵便物の取扱量は1万1600トンに達し、前年比191%の増加を示している。
これらの成果は、蕪湖宣州空港の運用と管理が順調に進んでいることを示しており、同空港が地域経済および国際物流で重要な役割を果たしていることを裏付けている。新たなハノイへの国際貨物路線の開設は、蕪湖市の経済成長と国際的な物流ネットワークの強化に寄与するものであり、今後のさらなる発展が期待されている。
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