日ベトナム航空当局間協議、13年夏の自由化に合意

ロジスティクス国土交通省は10日、日本とベトナムとの航空当局間協議が7日から9日にかけて、ベトナムのニャチャンで開催され、首都圏以外の空港で相手国の旅客、貨物を載せて第三国へ輸送する以遠地点への輸送を相互に自由化すること（いわゆる以遠権の自由化）などで合意したと発表した。

日本側は奈良平航空局参事官ら、ベトナム側はタイン航空局次長らが参加し、2013年夏期に予定される成田空港の発着枠27万回化のタイミングで、成田空港関連路線の日ベトナム間輸送の自由化を行うことに合意。

成田空港の段階的増便などの機会を捉え、2012年夏期の増便を可能とし、航空輸送の拡大を実現すること、首都圏空港以外の空港で現在の二国間輸送の自由化に加え、以遠地点への輸送も相互に自由化することに合意した。このほか、深夜早朝時間帯に羽田空港に発着する権利のうち、使用されないものを有効活用し、深夜早朝時間帯に羽田空港とベトナムを結ぶ路線の就航を可能とする枠組みを構築することも決めた。