拠点・施設北興化学工業は5日、岡山工場合成第10工場の建設を決定したと発表した。この新工場はフォトレジスト製品専用であり、成長する半導体産業向けに高品質の素材を提供することを目的としている。工場建設は同社の第2次3ヵ年経営計画(2024-2026年度)の一環であり、KrFレジスト用原料の生産能力を2倍に増強し、ファインケミカル事業の生産能力もおよそ21%向上する予定だ。
新工場の所在地は岡山県玉野市胸上402の岡山工場内で、鉄骨造り2階建て、延べ床面積は1432平方メートル。主要生産設備には反応缶7基、ストックタンク1基、精留塔などが含まれる。生産品目は主にKrFレジスト用原料で、生産能力は年間970トンとなる。設備投資額はおよそ45億円で、資金は自己資金で賄う予定である。
契約時期は2024年7月、着工は25年8月、完成は26年12月を予定している。本件が当期(2024年11月期)の連結業績に与える影響は軽微であるとしている。
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