岐阜プラ、福島の物流資材専用工場を増設

サービス・商品岐阜プラスチック工業は7日、主力の福島工場（福島県泉崎村）に隣接する土地を取得し、樹脂製パレットやコンテナの生産を行う物流資材専用工場を増設する、と発表した。

新工場には、現行から30％の生産性向上が可能となる大型射出成形機など、最新の設備を導入する。これにより、パレットのみを生産した場合、年間100万枚余の生産能力が拡大する。

関東・東北地域の物流資材の需要が拡大傾向にある中、福島工場の生産・供給能力を大幅に増強することで、品質・コスト・納期といった顧客ニーズへの対応力を高める。

導入設備は省エネルギー化を徹底し、使用電力量の削減、CO2排出の削減など環境に配慮した生産に取り組む。業界トップクラスの生産量となっているリサイクルパレット、需要が拡大している植物由来のプラスチックを混入させたバイオパレット、コンテナなどの生産を増やし、市場のニーズの高いECO製品の安定供給につなげる。

■増築工場の概要
所在地：福島県西白河郡泉崎村大字泉崎字大山1（泉崎第一工業団地内）
着工日：2015年10月10日
稼働日：2017年3月
建築面積：5362平方メートル
新規取得土地面積：1万1757平方メートル
土地取得後の福島工場全体敷地面積：7万4012平方メートル
生産品目：樹脂製パレット、折りたたみコンテナ、食品流通用コンテナなど