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造船市場は年平均3%成長、クルーズ船需要が増加

2024年7月17日 (水)

調査・データ調査会社のSDKI(東京都渋谷区)は11日、造船市場の規模が2036年までに2060億米ドルに達するとの調査結果を発表した。

レポートによると、造船市場が23年の1400億米ドルから3%の年平均成長率で成長し、36年までに2060億米ドルに達することが予測されている。造船業界は高度な熟練労働者の不足や人件費の高さ、サプライチェーンの混乱などの課題に直面しているが、クルーズ船の23年世界収益は250億米ドルを超え、24年には300億米ドルに達すると見込まれ、造船市場をけん引すると見られている。

さらに、主要企業の動向として、ことし7月に韓国のサムスン重工業が中東の荷主向けに液化天然ガス運搬船を建造する1兆米ドル規模のプロジェクトを受注し、28年8月までに引き渡しを予定していることが報告された。また、ことし3月には常石造船がLNG(液化天然ガス)専用石灰石運搬船初号の完成を発表した。

市場の地域別分析では、アジア太平洋地域が36年までに世界シェアの40%を占めると予測されており、コスト面での優位性から多くの造船会社がこの地域に集中している。特に日本の造船産業は研究開発への投資により、技術動向と世界的な需要に応える競争力を持っているとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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