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マテハン市場シェア、36年にアジアで4割

2024年7月3日 (水)

調査・データ市場調査のSDKI(東京都渋谷区)は2日、自動マテリアルハンドリング(AMH)市場の調査レポートを発表した。このレポートによると、AMH市場は2023年におよそ300億米ドルに達すると見られ、2036年までにおよそ920億米ドルに成長する見込みである。急速な都市化と経済成長が特にアジア太平洋地域での需要増加を促進している。主要企業としては、キオングループ、ダイフクなどが挙げられる。

(クリックして拡大、出所:SDKI)

レポートは、物流と供給チェーンの自動化に対する需要の高まりが市場の成長を後押ししていることを強調している。特にWMS(倉庫管理システム)や自動倉庫(AS/RS)などの先進技術の導入が加速している。これにより、運用効率が向上し、労働コストの削減が可能となっている。

さらに、アジア太平洋地域は、急速な都市化と工業化により、AMH市場の主要な成長エンジンとなっている。特に中国とインドは、インフラストラクチャーの拡充と製造業の発展に伴い、AMH技術の需要が高まっている。

レポートはまた、環境に優しい持続可能なソリューションへのシフトが市場の新たなトレンドであることを指摘している。企業はカーボンフットプリントを削減し、エネルギー効率の高いシステムを採用することで、環境への影響を最小限に抑える努力を続けているとしている。