ヤマト運輸、長野県と連携協定、観光客増に協力

話題ヤマト運輸は26日、信州・長野県観光協会と包括的連携協定を締結した。

長野県を訪れる観光客の利便性向上と長野県のイメージアップを図るもので、ヤマト運輸の物流ネットワークを活用して地域特性を生かした新たな取り組みを行う。

信州･長野県観光協会は4月1日から、一般社団法人に移行することとなっており、これを見据えて12年夏からカタログショッピング「さわやか信州」をスタート。

この県産品の宅配や代金回収などの業務をヤマトグループに委託し、長野県産品の産地直送を全国へ発信している。

今回の協定により、ヤマト運輸は4月から軽井沢地区と安曇野地区の一部を対象に、駅に隣接する市町村観光案内所で、観光案内所から長野県内の宿泊施設などへ手荷物を当日中に配達する「信州・手ぶら便」サービスを提供する。

また、長野市・松本市・上田市、諏訪市の一部地区で、「信州・観光スリーター」（仮称）による環境に配慮した集配をリヤカー付自転車集配で実施するほか、信州をイメージしたデザインの段ボール箱「信州・ご当地BOX」による県産品などの宅配も、4月から県内のセンター、観光施設などで販売する。