ロジスティクス苫小牧栗林運輸(北海道苫小牧市)とJFEスチール(東京都千代田区)は23日、「(仮称)新晴海倉庫」(北海道苫小牧市)の新築工事でJFEスチールのグリーン鋼材「JGreeX(ジェイグリークス)」の採用を決定したことを発表した。苫小牧栗林運輸にとってグリーン鋼材の採用は初となり、また北海道における「JGreeX」採用は今回が初となる。
苫小牧栗林運輸はこれまで、カーボンニュートラルへの取り組みの一環として、次世代バイオディーゼル燃料を使用したトレーラーヘッドでの荷役によるCO2排出量の削減に取り組んできた。さらに同物件では、事業全体のカーボンニュートラルの観点から、倉庫建築時に使用する資材についても、製造時にCO2排出量の少ない製品の採用を検討していたという。
「JGreeX」は、JFEスチールのCO2排出削減技術により、創出した削減量を「マスバランス方式」を適用し任意の鋼材に割り当てることで、鉄鋼製造プロセスにおけるCO2排出量を大幅に削減した鉄鋼製品。同物件では、主要鉄骨部材に「JGreeX」250トンを採用した。
「(仮称)新晴海倉庫」の所在地は北海道苫小牧市晴海町38番地、敷地面積は 1万374平方メートル、建築面積は4852.80平方メートル。着工は2024年8月、完成は2025年7月をそれぞれ予定している。

▲新晴海倉庫イメージ図(出所:JFEスチール)
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com