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NEC、日通と提携、NECロジを合弁会社化

2013年3月27日 (水)

ロジスティクス日本通運とNECは27日、グローバルな物流サービス事業の強化に向けて戦略的業務提携を結ぶとともに、日通がNECの物流子会社「NECロジスティクス」に出資し、合弁会社化すると発表した。

日通による出資はことし10月と来年10月をメドに2段階で実施し、最終的に日通が51%を保有して連結子会社化する。

NECが日通に物流子会社の株式を譲渡することに踏み切るのは、今後、海外展開を積極化する際に海外の物流に強みを持つ日通と組むことによって、事業拡大を円滑化する狙い。

日通にとっても、NECロジスティクスがIT業界向けの物流に強みを持っていることから、NECロジを子会社化することにより、同分野へ事業を展開しやすくするメリットがある。

NECは、複数の物流会社からオファーがあったことを明らかにしているが、国内外で統合メリットが見込める日通をロジスティクスパートナーに選定し、昨年後半から協議を本格化させた。

また、NECロジについて「グループの物流を委ねる大切な会社であり、今後も積極的に結びつきを維持していきたい」としており、今後もNECロジの株式持分49%を維持する方針。

NECロジの2012年3月期の売上高は627億8000万円で、このうち3割がNECグループ以外の荷主企業との取引となっている。

この提携により、NECロジは第1回出資後の10月をメドに、社名を「日通NECロジスティクス」に変更する。