ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

TSR、雇用助成補助金の不正受給で運輸業は61社

2024年7月26日 (金)

調査・データ東京商工リサーチ(TSR)は26日、雇用助成補助金の不正受給について発表した。

労働局が6月30日までに公表した雇用調整助成金の不正受給件数は、2020年4月から累計1264件に達し、不正受給総額は418億2114万円にのぼる。

雇調金の不正受給が公表された1264件のうち、TSRの企業情報データベースで分析可能な947社を対象に分析した結果、産業別では、最多はサービス業他の425社(構成比44.8%)となり、続いて建設業121社(同12.7%)、製造業108社(同11.4%)、卸売業67社(同7.0%)、小売業64社(同6.7%)、運輸業61社(同6.4%)となる。

▲都道府県別の雇調金不正受給公表件数(クリックで拡大、出所:東京商工リサーチ)

都道府県別では、愛知県が159件で最多。東京都152件、大阪府151件、神奈川県103件、広島県58件、千葉県56件、福岡県43件、栃木県と埼玉県が各41件、三重県38件、京都府27件、新潟県26件、茨城県24件と続いた。

雇調金の不正受給で公表された1264件のうち62件が倒産しており、、倒産発生日を時期別にみると、不正受給公表前の倒産は30件。公表後の倒産は29件で、信用低下が破たんに拍車をかけた可能性があるとみている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com