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日本郵船、環境配慮型タグボートが横浜港に就航

2013年3月28日 (木)

話題日本郵船は28日、同社グループのウィングマリタイムサービス(横浜市)が所有・運航する国内初の船舶用ハイブリッド推進システムを搭載した環境配慮型タグボート「翼」(総トン数256トン)が横浜港に就航したと発表した。

この環境配慮型タグボートは、従来のディーゼルエンジンに加え、モータージェネレーターと高性能バッテリーを搭載。運航時や曳船の作業内容に応じてディーゼルエンジンとモーターを単独か組み合わせて使用することで、効率的で環境に優しい作業が可能になる。

バッテリーの充電には船内の発電機だけでなく、陸上の電源設備からの給電も利用することで、港内で排出する二酸化炭素(CO2)の量を20%削減することが可能となる見込み。

翼は、15日から横浜・川崎港で大型船の離着岸をアシストする曳船作業に従事しており、同社では「翼を効果的に運用し、大都市の生活圏に隣接する港湾で環境負荷の低減に積極的に取り組んでいく」としている。