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日本郵船、ハイブリッド型タグボートを発注

2012年4月24日 (火)

ロジスティクス日本郵船は24日、グループ会社のウィングマリタイムサービス(WMS社)とタグボートを建造する京浜ドックの2社が、船舶用ハイブリッド推進システムの開発・製造メーカー・新潟原動機との間で、同システムを搭載した環境配慮型タグボートの建造に向けた基本契約を締結したと発表した。同システム搭載のタグボート開発は国内初。

 

環境配慮型タグボートは日本海事協会と共同で実用化研究を実施するとともに、同協会の「業界要望による研究開発」として支援を受けて開発・製造するもので、従来のディーゼルエンジンだけでなく、モーターと高性能蓄電池を用いた推進システムを採用することで、効率的で環境に優しい運航と曳船作業が可能になるとしている。

 

蓄電池はIHI製を用い、充電に船内発電機と陸上からの給電を併用できるようにし、港で排出する二酸化炭素(CO2)量の約20%を削減する。タグボートは2013年2月に京浜ドック追浜工場で完工後、WMS社で主に横浜港での曳船作業に従事する。