調査・データ時間貸し駐車場運営のパーク24(東京都品川区)は1日、路上駐車防止の啓発活動の一環として、ドライバーを対象に行った路上駐車に関する意識調査の結果を公表した。2年以内に路上駐車をした経験が「ない」と回答した人は78%で、これまでの意識調査で最も高くなった。
意識調査は今年2月28日から3月11日まで、同社が運営するタイムズクラブ会員を対象に、インターネットを通じて実施。5749人から回答があった。
「2年以内に路上駐車をしたことがあるか」という問いについては、10年前の調査では「ない」が55%で「ある」が45%だった。「ない」の割合は毎年増え続け、2021年には70%を超えた。路上駐車をする人の割合が大きく減少したことについて、同社は「ドライバーの意識向上とともに、クルマをとめる場所の整備が進んでいることが影響している」と分析している。
また、路上駐車をしたという人に理由を尋ねたところ、「駐車場に停めるほどの時間ではなかった」が56%で最も多く、次いで「近くに駐車場がなかった」が26%、「交通量が少なかった」が6%と続いた。
同社は、「1年のうち、たった1日でもいいから路上駐車が引き起こす、さまざまな社会問題について考えてほしい」という願いを込め、1998年に8月9日を「パークの日(駐車場の日)」として記念日登録した。毎年、記念日に合わせ、7月から8月にかけて路上駐車をなくすための啓発活動を実施している。
警察庁の統計によると、駐車違反の取締り件数は年々減少傾向にあり、2021年以降100万件を下回っているが、毎年、駐車車両が原因となる死亡事故が起きている。22年には、駐車車両が原因で1499件の事故が起こり、28人が死亡している。
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