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三菱地所、豪現地法人と物流施設開発事業に参画

2024年8月1日 (木)

拠点・施設三菱地所(東京都千代田区)は1日、オーストラリアを含む世界主要都市で物流施設を中心に豊富な実績を持つESRグループ・リミテッド(ESR、子会社含めてESRグループ)の現地法人と、オーストラリア・メルボルンで物流施設開発事業「Enterprise Industry Park(エンタープライズインダストリーパーク)」に参画したことを発表した。同計画は、ビクトリア州メルボルン南東のPakenham(パッケナム)地区における4棟構成の大型物流施設(敷地面積およそ12.1万平方メートル、有効面積およそ7万平方メートル)の開発事業。施設は2025年以降段階的に完成し、2026年に全体完成を予定している。

▲完成パースイメージ(出所:三菱地所)

オーストラリアでは、EC市場の伸長や移民受け入れなどによる人口増加が顕著となり、2020年以降、物流・配送の需要が大幅に増加している。一方で、こうした需要に対し、物流施設の供給は全国的に追いついておらず、不足した状態が続いているという。

同計画が所在するPakenham地区は、2020年にビクトリア州が戦略的に主要物流施設・製造施設・運送インフラ開発を実施するState Significant Industrial Precinct(州指定の産業優先開発地区)として指定され、今後の更なる発展が予想される地域。また、物流施設集積エリアであるDandenong Sounth(ダンデノンサウス)地区および主要幹線道路のPrinces Freeway(プリンセスフリーウェイ)にも近接しており、メルボルン中心部まで車でおよそ30分というアクセス性に優れた立地だという。

施設は4棟構成で、各棟およそ1万2600平方メートル-2万5900平方メートル、合計7万平方メートルのプライムグレードの物流施設を供給する予定。また同計画は「Green Star Building 4 Star」の取得を目指すなど、環境配慮型の開発を企図しているとしている。

なお、同施設内のおよそ1万2600平方メートルを占める1棟目はすでにテナントが内定しており、2025年初頭の完成・稼働を予定。残り3棟に関しては2024年内の着工を予定しており、2025年-2026年にかけて段階的に完成・稼働予定。

「エンタープライズインダストリーパーク」概要
所在地:オーストラリア・ビクトリア州パッケナム地区
計画敷地:12.1万平方メートル
有効面積:およそ7万平方メートル
構造は地上11階建て4棟構成
用途:物流施設(一部事務所)
着工:2023年10月
完成:2025年以降

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LOGISTICS TODAY編集部
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