公募・入札国土交通省は、外部委託して実施する「中央回廊に関する実証調査」(令和5年度補正予算)で実証輸送参加者を公募する。
同実証調査は、国際物流の多元化・強靱化の観点から、安定的なグローバルサプライチェーンの確保に向け、リスクが存在するロシアを回避し、スエズ運河を経由しないアジアと欧州を結ぶ中央回廊(中国、中央アジア、コーカサス、欧州の間をトラック・鉄道・水運でつなぐ物流ルート)の実証輸送を行うことで、従来の日-欧間の海上・航空輸送ルートのBCPとなり得る代替的な輸送オプションの利用可能性を検証するもの。
公募期間は8月1日-30日、対象事業者は日系荷主企業、日系物流事業者など。実証輸送の実施条件は9月-11月ごろに輸送開始するものであること、中央回廊経由で日本と欧州都市を発着地とするものであること。選定は同省が実証輸送の実現可能性、当該輸送手段・ルートの汎用性などの事項について総合的に審査する。検証事項は輸送コスト、リードタイム、輸送品質、輸送の際の手続き、トレーサビリティなど。
同実証輸送の実施に当たり、一輸送につき原則として100万円を「調査協力に係る費用」として国費から支出する。
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