拠点・施設古河産業は21日、ドローンWORKシステム(福島県いわき市)と共同で、新たな運搬ドローン事業の会社「イーグルフライト」を7月29日に設立したと発表した。この新会社は福島県いわき市に本店を構え、物流分野でのドローン運搬サービスに特化し、特に大ペイロード(重量物運搬)に焦点を当てることで事業拡大を目指す。
ドローン市場全体は拡大傾向にあり、特に物流分野での成長が顕著だが、小ペイロード(軽量物運搬)分野では競争が激化している。これに対し、イーグルフライトは、大ペイロードを対象とした山間部の電力鉄塔保守運搬など、高度な技術と厳しい法規制を必要とする市場に参入することで、他社との差別化を図る。
同社はこれまで、車両用電子機器開発で培った技術とノウハウを生かし、ドローン運搬業務に取り組んできた。一方、ドローンWORKシステムは、産業用ドローンの操縦者育成や農業、林業、空撮、救助、測量などの分野で多くの実績を持つ国産ドローンメーカーである。両社は、これまでに培った技術と経験を基に、イーグルフライトを通じて運搬ドローンの新たな市場展開を進めていく。
新会社では、運搬ドローンの機体開発や運用・保守、自動運航・手動運航の技術者育成、さらに運搬業務の安全性確保に向けた研究する予定。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com