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日通、引越部門の売上高4.1%増加

2013年4月17日 (水)

財務・人事日本通運が17日発表した2012年度の引越取扱い実績は、引越件数が49万9400件で前年度から4.1%減少したものの、部門売上は636億8700万円で4.1%の増加となった。取扱件数のうち、単身パックは16万8200件(6.2%減)だった。

2012年度は、11年度当初に東日本大震災で保留や延期となった引越しが発生したため、前同比較でマイナスの影響が出た。

単身者向け引越パッケージ商品の強化を図るため、2012年9月に「ワンルームパックPLUS」を全国一斉販売したほか、訪問見積りの際に顧客対応のスピードアップを図る目的で、12年11月にタブレット端末を導入、積極的なプロモーションによる拡販展開を行った結果、増収となった。

動態人口減や世帯の構成人員数減など国内引越市場の縮小化が進み、業者間の競争も激化するなど、引越し市場を取り巻く環境は厳しさを増しているが、同社は今年度目標として、売上高680億円(6.8%増)、単身パック件数17万7000件(5.4%増)を目指す。