ロジスティクスヤマト運輸は29日、台風10号の接近に伴い、全国的に荷物の配達に遅延が発生する可能性があると発表した。この台風は暴風域を伴い強い勢力で日本列島に接近しており、フェリーや航空機、貨物列車の欠航や遅延、さらに高速道路の規制などが予想されている。台風の進路次第では、日本列島に上陸し縦断する恐れもあり、広範囲で荷物の預かりや配達に大幅な遅れが生じる可能性が高い。
特に影響が大きいとされるのは九州および四国地方で、鹿児島県、宮崎県、熊本県、長崎県、佐賀県、大分県、福岡県の各県と高知県宛ての荷物が著しく遅延する見込みである。また、鹿児島県の全離島宛ての荷物は、全国からの発送が一時停止されている。さらに、クール宅急便については、九州全域および四国全域宛ての荷物の預かりが停止されている。
加えて、鹿児島県(奄美市および大島郡を除く)をはじめ、宮崎県、熊本県、長崎県、佐賀県、大分県、福岡県、高知県の一部(具体的には土佐清水市、宿毛市)の地域では、8月29日終日、荷物の預かり、配達、および営業所業務が中止されることが決定している。これにより、該当地域では一時的に物流が完全に停止するため、さらなる配達の遅延が見込まれる。
ヤマト運輸は、今後の台風の進路や状況に応じて対応を変更する可能性があるとし、最新情報の確認を利用者に呼びかけている。また、顧客に対しては、安全を最優先に、状況が落ち着くまで配達の再開を待つようにとしている。
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