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日豪で海事安全会議、寄港国検査など課題共有

2024年9月6日 (金)

▲左:ドレーク豪州海事安全局海上安全・検査・船員課長、右:池田検査測度課長(出所:国土交通省)

行政・団体国土交通省は6日、オーストラリアの海事安全局と第1回「日豪海事安全環境課長級会議」を8月29日に豪州キャンベラで開催したと発表した。この会議は、両国の海事分野における協力強化を目的とし、ポート・ステート・コントロール(PSC)の強化、船舶の安全対策、環境保護について意見交換が行われた。特に、PSC官の能力向上を目的とした相互研修の実施や、サブスタンダード船の排除に向けた対策が主要な議題となった。

また、両国は国際海事機関(IMO)における海上安全および海洋環境ルールの策定について連携を強化することで合意。今後、日本国内でのセミナー開催や、共同での取り組みを進める方針が示された。具体的には、PSC官の研修内容を共有し、日豪間での相互研修を実施することに合意。さらに、船舶管理会社における国際基準の順守を徹底させるため、日本国内で共同セミナーを開催することも決定された。

今後、両国は国際海事機関での議論でも協力し、安全基準の策定や環境保護に関する取り組みを進めていく意向だ。特に、IMOが採択した「2023年IMO温室効果ガス削減戦略」に基づき、両国は温室効果ガス削減のための対策についても協力していくことが確認された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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