M&A海運事業の常石グループは12日、ツネイシホールディングス(広島県福山市)の完全子会社として運営してきた常石集団(船山)造船(中国浙江省)が、中国民営造船大手の揚子江船業(中国江蘇省)を引受先とする第三者割当増資を実施することで、揚子江船業と合意したと発表した。
常石グループと揚子江船業は、造船事業の領域を中心に協力関係を築いており、常石グループの三井E&S造船株式会社(東京都港区)は、2019年から揚子江船業と三井物産との3社で造船事業の合弁会社である江蘇揚子三井造船(中国江蘇省)を共同運営している。
こうしたなか、常石グループと揚子江船業は船舶用燃料の脱炭素化に取り組んでおり、江蘇揚子三井造船は液化天然ガスなどを用いた新燃料タンクの製造も開始している。今後は、常石造船で進めている二元燃料船や圧力タンクなどの開発・内製化などの取り組みとの相乗効果も図っていく。
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