ロジスティクス帝国データバンクによると、物流業やネット通販を手掛けるGDL(埼玉県深谷市)は、13日にさいたま地裁から破産手続き開始決定を受けた。
同社は、2012年11月に設立し、当初はインターネットによる清涼飲料水の販売を行っていたが、その後商品の保管や運送代行をはじめとした物流事業に参入。近年は埼玉県内に大型倉庫を開設し、通販業者が扱う商品の物流全般の代行業務を中心に、自らもネット通販を行っていた。後発ながらも積極的な営業戦略が奏功し、2018年9月期に6億1300万円だった売上高は、23年9月期には57億300万円に拡大していた。
しかし、急拡大する体制に内部管理が追い付かず、近年は取引業者に対する支払いで支障をきたし、対外信用が低下。ことしに入ってから経営が一層不安定な状態に陥り、金融機関や取引先の警戒感は高まったことで資金繰りも悪化していた。5月に事業を譲渡し、事後処理を弁護士に一任していた。
負債は申請時点で債権者150人に対し33億円で、うち金融債務が25億円。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com