ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

負債額7億6000万円

エクセルライン(北海道)2社が破産手続開始、TDB調べ

2014年5月29日 (木)

M&A帝国データバンク(TDB)は29日、4月30日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していた株式会社エクセルライン(北海道旭川市)と、有限会社エクセルライン(札幌市西区)の2社が22日に旭川地裁へ自己破産を申請し、23日に破産手続き開始決定を受けたと発表した。破産管財人は2社ともに成川毅弁護士(旭川市)。

エクセルラインは、1991年3月設立の一般貨物自動車運送業者。農産物や冷凍食品などの運送を主体に、青果のパッケージ作業などを手掛け、11年4月期から関係会社の業務受託を開始したほか、近年は新規荷主の開拓により業容を拡大し、12年4月期には売上高10億7100万円を計上していた。

しかし、関係会社の業務の一部を同社へ移管したことで受託収入が減少したほか、同業者間の競合から13年4月期の売上高は8億4600万円に減少し、減収の影響や燃料価格の高騰もあって当期純損失5700万円を計上、同期末で債務超過に転落していた。その後も収益環境は厳しく、厳しい資金繰りを強いられていた。負債は株式会社エクセルラインが6億2000万円、有限会社エクセルラインが1億4000万円、2社合計で7億6000万円。