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MSC、米国東部と湾岸地域の港湾ストライキ対策

2024年9月27日 (金)

国際国際海運大手のMSC(スイス)は26日、アメリカ東海岸とメキシコ湾沿岸の港で、労働争議による混乱の可能性を発表した。国際港湾労働組合(ILA)と米国海運同盟(USMX)の労働契約が9月30日に終了する見通しであり、ストライキが発生する恐れがあることによるもの。

これにより、輸出入貨物の遅延や調整が必要になる可能性があるとしている。同社は代替ルートの提供や輸送モードの変更を提案し、顧客に出荷計画の再確認を求めている。また、ストライキ中のデマレージやペルディエムに関する具体的な対応策も示されている。

MSCは、影響を最小限に抑えるため、顧客と密接に連携し、適切な対応策を講じていく方針を示している。例えば、貨物の出荷や受け取りに関して柔軟なスケジュール調整が行われ、影響を受ける可能性のある予約は再確認が推奨されている。

さらに、同社はストライキの状況に応じて、デマレージ(保管料)やペルディエム(使用料)に関する特別措置を講じる方針であり、追加費用が発生する可能性についても顧客に注意を促している。なお、ストライキが発生した場合の物流への影響は、港湾での作業停止や遅延が予想されるため、同社は顧客に対して最新情報を提供し続ける予定。

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LOGISTICS TODAY編集部
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