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三井倉庫、前3月期、M&A効果で38%増収

2013年5月7日 (火)

ロジスティクス2013年3月期通期連結決算(単位:百万円)

 2013年3月期2012年3月期増減率
売上高148,241107,34438.1%
営業利益5,3626,731-20.3%
経常利益3,7465,251-28.7%
当期純利益3,1662,15147.2%
■M&A効果で38%増収
国内物流事業で保管残高が回復したものの、荷動きの低迷、輸出貨物取扱の減少などから減収減益となった。港湾運送事業は前期に新規船社を獲得したことが寄与したことなどから増収となったが、利ざやの縮小により減益に。

グローバルネットワーク事業は中国、アジア地域での取扱量の回復などから増収増益。国際輸送事業はTASエクスプレスを昨年7月1日から旧三井倉庫エアカーゴと統合し、連結子会社「三井倉庫エクスプレス」となったことが増収増益要因となった。

ロジスティクスシステム事業では、昨年4月に連結子会社となった三井倉庫ロジスティクス(旧三洋電機ロジスティクス)の寄与などで増収増益。BPO事業は新規顧客の獲得などもあり増収増益となった。

一方、不動産事業では、前期に資産効率改善の観点から賃貸物流施設を売却したことが影響し、減収減益となった。

■アジア太平洋で集中投資
今期はアジア太平洋地域で成長領域へ集中投資していくほか、三井倉庫エクスプレス、三井倉庫ロジスティクスのノウハウ、強みを活かしつつ、物流事業の拡大、競争力の強化、サービス品質の向上に取り組む。

これらにより、連結売上高1590億円(前期比7.3%増)、営業利益62億円(15.6%増)、純利益37億円(16.9%増)を見込む。