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大王製紙と北越コーポがチップ船を相互活用

2024年10月15日 (火)

ロジスティクス大王製紙(東京都千代田区)は11日、同社が運用する木材チップ専用船に北越コーポレーション(東京都中央区)がベトナムで調達したチップを載せ、ベトナムから新潟東港まで輸送したと発表した。両社の戦略的業務提携基本契約に基づく、初めてのチップ船の相互活用となる。

▲木材チップ専用船「VANGUARDIA」(出所:大王製紙)

両社は今年5月に戦略的業務提携基本契約を締結し、原材料購買や製品物流、生産技術の分野で具体的な協業を開始した。7月には「製品物流」の取り組みとして、大王製紙が北越コーポレーション私有コンテナの活用に向けた輸送テストを実施している。

さらにチップの相互融通やチップ船の相互活用を検討しており、今回初めて、北越コーポレーションがベトナムからチップを調達するにあたり、大王製紙が運用する430万立方フィート型木材チップ専用船「VANGUARDIA(ヴァンガルディア)」を貸し出した。

9月28日にベトナムを出発した同船は10月8日、新潟港に到着し、北越コーポレーション新潟工場へチップの荷降ろしを完了した。

同船は2021年に就航したチップ船で、旧型式のチップ船に比べて燃費を20%低減できる。

両社は、「原材料購買」の分野でも、チップの安定調達や在庫適正化、コスト低減などを目的とした協力内容について協議を進めている。今後も船の相互融通のほか、両社の最適配船など、環境負荷の低減に向けた取り組みを検討していく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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