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トランコムとAZ-COM丸和が資本提携解消

2024年10月21日 (月)

M&ATOB(株式公開買い付け)による株式の非公開化を目指している物流大手のトランコム(名古屋市東区)は21日、AZ-COM丸和ホールディングス(埼玉県吉川市)と結んでいた資本・業務提携のうち、資本提携を解消すると発表した。AZ-COM丸和HDもTOBに応じ、トランコム株を全て手放すためで、業務提携は継続する。

TOBは、トランコムと米投資ファンドのベインキャピタルが組んで実施する。ベインキャピタルはTOBのために管理会社のBCJ-86を設立した。応募期間は10月31日までで、1株当たり1万300円で買い付ける。TOB成立後は、株主をベインとトランコムグループだけにし、株式を非公開化する。

AZ-COM丸和HDとトランコムは2018年6月に戦略的資本・業務提携を結び、経営資源やビジネスモデル、ネットワークなどを相互に活用するとともに、それぞれ5億円を目安に株式を持ち合っていた。現在の保有株の割合は、AZ-COM丸和HDがトランコムの0.4%、トランコムがAZ-COM丸和HDの0.72%となっている。

トランコムは業界に特化した物流プラットフォームの構築やASEAN地域での事業拡大、M&Aや業務提携を推進を目指す。

トランコムは現在、東京証券取引所プライム市場と名古屋証券取引所プレミア市場に上場している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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