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PALTAC中間決算、売上高・営業利益が過去最高

2024年10月28日 (月)

財務・人事化粧品・日用品、一般用医薬品卸のPALTAC(大阪市中央区)は28日、2025年3月期第2四半期(4-9月)決算を発表した。インバウンド需要などに支えられて売上が拡大し、売上高・営業利益ともに過去最高を更新した。大阪市貝塚市で大本組(岡山市)とともに、物流センターの整備を進めており、前年度までは施設投資額が膨らんでいたが、今年度から数年は額が抑えられる見込みとなっている。

同社による4-9月の売上高は6004億円で、前期比170億円(2.9%)の増。営業利益も139億円で2億円(1.5%)増と増収増益となった。外出、インバウンド需要の増加に加え、新規商材の取り扱いを強化するなどの売上拡大策が功を奏した。また、変動費の抑制などによって販管費を抑えて、利益を確保した。

ただ、インバウンド需要が想定を下回ったほか、台風10号による外出関連商品の不調、サプリメントを中心とした一部商品買い控えなどがあり、売り上げ高は当初の想定を下回った。

通期の見通しについては、売上高1兆1900億円、営業利益280億円とする予想を据え置いた。

事業面では、今年9月からは、東北でドラッグチェーンを展開する薬王堂から食品と非食品の一括物流を受託。順調に稼働している。

また、現在大阪府貝塚市の国立療養所跡地9.6ヘクタールで、大本組と進めている新物流センターは28年3月までに稼働開始する予定。新物流モデルを導入予定で、設備投資額が22年度は97億円、23年度は102億円と膨らんだが、今年度は19億円の見込みとなっている。今後数年、設備投資額は少額となる見込みだとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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