財務・人事日本郵政が15日に発表した日本郵便の前3月期決算は、売上高2兆7739億5800万円で35%増、営業利益469億9900万円(48.5%減)、最終利益329億1100万円(60.4%減)で増収減益となった。
郵便局会社と郵便事業会社の統合後、実質的な初年度となった2013年度は、組織の統合や損益マネジメントの徹底に取り組んだ。郵便事業セグメントは売上高1兆7764億7500万円(1.3%増)、営業利益94億5400万円(74.8%減)。
今期は15年度のゆうパック事業単年度黒字化を目指して中小口顧客向けの営業を強化するほか、既存サービスの改善・拡充や新規サービスの開発に注力し、売上高2兆7940億円(0.7%増)、営業損益20億円の赤字、最終損益は260億円の赤字を見込む。営業利益は郵便事業セグメントで150億円の赤字、郵便局セグメントは130億円の黒字を想定している。
[日本郵便]2014年3月期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期 | 2013年3月期 | 増減 | |
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売上高 | 2,773,958 | 2,054,124 | 35.0% |
営業利益 | 46,999 | 91,219 | -48.5% |
経常利益 | 52,532 | 100,299 | -47.6% |
当期純利益 | 32,911 | 83,012 | -60.4% |