キャタピラー、ハイブリッド油圧ショベルを国内発売

サービス・商品キャタピラージャパンは22日、ハイブリッド油圧ショベルを6月1日から国内導入すると発表した。

今回導入する「Cat336ELHハイブリッド油圧ショベル」（バケット容量1.5立方メートル、運転質量35.6トン）は、キャタピラー社が新たに開発した「油圧ハイブリッドシステム」を採用。

従来機の優れた生産性はそのままに、最大30％の燃料消費量の低減できる。

キャタピラー社の油圧ハイブリッドシステムは、旋回停止時のエネルギーを回収し、電気エネルギーとしてではなく油圧エネルギーとして蓄え、旋回加速時に放出する。

放出する油圧エネルギーを、そのまま旋回駆動に再利用するため、エネルギーロスの少ない、非常に効率的なシステムとなっている。この油圧ハイブリッドシステムの採用により、従来機と同などの生産性を維持したまま、燃費効率を大幅に向上させた。2020年燃費基準では、達成度「★★★」に該当する。

標準販売価格（販売標準仕様、工場裸渡し、税別）は、Cat336ELHハイブリッド油圧ショベル（GLZ-T7）で3675万円となっている。