財務・人事山九は10月31日、2025年3月期第2四半期(4-9月)決算を公表し、新たな新たな業績予想として、売上高5960億円で同5.8%増、営業利益は390億円で同10.7%増、経常利益は395億円で同7.8%増、純利益は270億円で同10.7%増を見込んだ。
同社によると、4-9月の売上高は2990億9800万円で、前年同期比7.9%増、営業利益は200億3800万円で同18.5%増、純利益は同15.5%増の132億3100万円だった。
大幅な増収増益となった要因は好調な機工事業で、国内での鉄鋼、化学、環境関連工事で設置・解体工事が増加している。メンテナンスでも国内SDM(大型定期修理工事)の工事量が増加。機工事業全体の売上高は1387億9100万円と同13.2%の増収となり、全体の売り上げの46.4%を占めた。営業利益も150億5900万円、同32.1%の増益と大幅な伸びを見せた。
一方、主力の物流事業は、売上高が1464億8500万円で同3.6%増と増収だったものの、営業利益は40億3100万円で同7.9%の減益となった。
国内の輸送案件や倉庫保管作業の増加はあったが、海上コンテナの取扱い量が回復途上のため、前年比で減少した。3PLでは、新規開始作業があった一方、中国の内需不振で、自動車部品・消費財の輸送が引き続き低調だった。
今期は引き続き、SDM⼯事量が想定を上回る⾒込みで、設備⼯事も好調な推移が予想されることから、通期の見通しも見直した。
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