財務・人事医薬品や化粧品などの卸売事業を展開するメディパルホールディングス(東京都中央区)は1日、2025年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算を公表した。
発表によると、売上高は前年同期比2.6%増の1兆8246億円、営業利益は同31.7%増の271億円、最終利益は26.7%217億円増と増収増益となった。最終利益には有価証券の売却益49億円が計上されている。
基盤となる卸売事業が順調だったほか、グループの物流を担う子会社のメディスケット(埼玉県三郷市)の事業拡大も奏功した。医薬品の需要が伸びたほか、インバウンド客による化粧品や日用品の需要増などで売り上げが増大。さらにメディスケットが阪神ALC(高機能物流センター)の稼働などで業績を拡大したことも業績に寄与した。
阪神ALCの開設によってALCの全国展開を終え、全国均一の物流サービスが可能になった。これによって商慣習の見直しに取り組み、1日複数回搬送を1日に1回搬送に変更することで、今年は1日7万2700回配送から1日6万9000配送へと大幅に配送回数を減らせる見込みとなっている。これによって年間3億5000万円のコストを削減できる。
また、受注締め時間を見直したことで出荷業務が30分短縮でき、年間5000万円の削減になると見込める。
通期については、売上高は前期比2.8%増の3兆6600億円、営業利益は5.6%増の500億円、純利益は19.2%減の335億円とする当初の見通しを据え置いた。
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