調査・データ大和ライフネクストは11日、物流業界の「2024年問題」に対応し、マンション居住者の利便性向上を目指す「マンション内配送サービス」の実証実験を東京都内のマンションで開始したと発表した。この実証実験には日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便が参画し、再配達率の削減と住民の荷物受け取りの利便性向上を図る。
「マンション内配送サービス」は、マンション管理員が宅配会社から荷物を一括で受け取り、マンション内に設置した専用倉庫に保管した後、各住戸へ配達する仕組みだ。住民が不在の場合には、宅配ボックスや置き配を活用し、再配達の手間を省く。また、配達できなかった荷物は管理事務室で保管され、住民が管理員の業務時間内で受け取ることが可能となる。
この新サービスにより、宅配会社はエントランスでの個別配達を行う必要がなく、配送の効率化が期待される。住民にとっても、日頃から接点のある管理員が配達を行うため、安心感が高まり、再配達の煩わしさが軽減される。また、大和ライフネクストは、専用アプリを開発中で、配達状況の管理や住民への通知機能を強化している。
実証実験は2025年1月末まで実施予定。
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