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ワールドサプライ、大型マンション内配送が進化

2025年4月25日 (金)

サービス・商品ワールドサプライ(東京都江東区)は25日、大型マンション内配送サービスに独自の業務アプリを導入したと発表した。

同社は、SGホールディングスグループの一員で、百貨店や大規模小売店向けの納品代行や店内配送を展開している。今回の取り組みは、居住者の利便性と配送効率、品質のさらなる向上を目的としている。

▲不在時の再配達フロー(クリックで拡大、出所:ワールドサプライ)

大型マンションでの宅配では、多くの配送員が出入りするなかで、居住者のプライバシーや安全の確保が重要である一方、運送会社にとっては厳しいセキュリティーに起因する配送効率の低さが課題となっている。通常、大型マンション内配送サービスは、マンションの荷捌き場で専属の配送スタッフが宅配貨物を一括して預かり各住戸に配送することで、居住者と宅配業者双方の課題を解決するものである。ワールドサプライでも、2023年9月から新サービスとして採用している。

同社が手がける商業施設での館内配送業務においては、数十社にも及ぶ運送会社からの荷物を管理するため、配送スタッフの端末にはOCR機能を搭載し、追跡番号の桁数や送り状のフォーマットが異なる荷物を一元管理できる独自の業務アプリを活用している。今回、このアプリに不在履歴や宅配ボックスへの配送などのステータスを管理できる宅配向け機能を追加し、マンション内配送業務に導入した。これにより、預かった宅配貨物の配送状況を同社データベースで一元管理できるようになり、不在履歴の管理が容易になり、配送効率が向上する。

また、サインレス配送に対応している本アプリの導入で非対面配送が可能になり、一人暮らしなど配送スタッフと顔を合わせたくない居住者も安心して荷物を受け取ることができる。さらに、より確実な配送状況管理を実現するため、配送端末のOCR機能を活用して部屋番号を読み取ることでサインに代える機能の追加を予定している。

加えて、不在時の再配達依頼にまつわるストレスを大幅に軽減する機能も追加予定である。本機能リリース後は、不在票に印刷された2次元コードを読み取るだけで、追跡番号や電話番号を入力せずにいつでも再配達の依頼が可能になる。さらに、異なる運送会社の荷物であっても、同時に配送され不在となっていれば1アクションで再配達依頼が完了するため、運送会社ごとに手続を行う手間が省け、利便性の大きな向上につながる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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