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ニッセルワン、配送時の品質診断を開始

2013年6月11日 (火)

ECシステムインテグレーションやアウトソーシング事業を手掛けるニッセルワン(東京都台東区)は11日、荷物の破損原因や温度管理などの「物流の見える化」を実現する配送診断サービス「DDS」を21日から開始すると発表した。

この配送診断サービスは、衝撃、温度湿度異常の発生場所、日時、輸送経路を専用測定器で記録し、配送上で起きている荷物の取り扱い状況を明らかにし、測定、分析結果をクラウドシステムで提供するもの。

これまで原因の追究が難しかった荷物の破損、冷凍食品の溶解、汁こぼれ、土こぼれ、温度管理など、配送上で発生する事故の原因を明らかにし、再発の防止を可能にする。配送品質を継続的に管理することで、配送上の品質変化の兆候をつかみ、配送上の品質維持、向上につなげられるようにする。

配送品質は専用機器を用い、位置、衝撃、温度、湿度を測定する。測定器は165ミリ×80ミリ、重さ270グラムで、PHS機能を利用してトラック内部や物流倉庫内の位置も測定できる。システム利用料は月額3万円で、このほかに測定器利用料が1台につき月額1万円必要。

同社は今後、テレビ通販、ネット通販、食品会社、物流会社を中心に1年間で100社の導入を目指す。また、運送会社の輸送評価への利用、新規商品配送時の梱包方法の評価、運送会社のドライバー診断、業種別の配送品質の比較などのサービスも検討する。

■詳細は下記URLを参照。
http://www.nissel.co.jp/dds-images/