調査・データインドの市場調査会社アステュート・アナリティカは22日、ASEANの冷凍トラック市場は2023年から32年までの間に2.7倍の37億2830万ドルの規模に成長するとの予測を公表した。ASEAN地域全体での、生鮮食品や医薬品など温度管理が必要な商品の輸送量の増加が成長を後押しする。
同社によると、23年の同市場の規模は13億6250万ドルで、今後32年まで年平均12.07%の著しい成長を続ける。
同社によると、ASEAN地域は加工食品と輸出農産品の重要なハブとして国際的に台頭しており、堅牢なコールドチェーン・ロジスティクスの必要性が高まっているほか、ワクチンや生物製剤、その他の医薬品でも冷蔵ロジスティクスへのニーズが高まっている。このため、輸送事業者の間では輸送の効率化や適切な温度管理を図る情報通信やIoTなど最新技術の導入も進んでいる。
また、同地域では経済や産業成長を支えるインフラの強化も進んでおり、コールドチェーン・ロジスティクス産業が成長する社会環境が整っている。
こうした状況のなか、ASEANの冷凍トラック市場は、冷凍システムメーカーから情報通信会社、ロジスティクス企業に至るまで、さまざまな分野の企業にダイナミックな成長機会をもたらすとしている。
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