認証・表彰情報通信システムの開発などを手掛けるアンリツ(神奈川県厚木市)は26日、イー・エム・シー・ジャパン(EMCジャパン)と、ACSLが取り組みを進めるドローンの第一種型式認証取得に必要な検査環境を提供し、耐電磁干渉環境評価試験系の確立に寄与したと発表した。同評価では、ドローンに影響を与える強力な電磁波を発生させる「高強度放射電界(HIRF)」環境を提供した。
ドローンが第一種型式認証を取得するには、実運用時に想定される環境下での評価が必要で、一例としてレーダーの高出力機器付近での運用が想定される場合、高出力妨害波がドローンの機体動作に与える影響やその影響に対しての機体挙動を検証する必要があり、同評価によってドローンが高出力機器にどれだけ近づけるかを明確にし、その結果を飛行規程に記載することが求められている。
今回の評価対象となる機体では、機体状態や搭載カメラ映像のデータ送受信にLTE通信が採用されており、EMCジャパンのテストサイトで、同社のシグナリングテスタ「MD8475B」を使用することで、ドローンに高出力妨害波を印加した条件下で、LTEの通信状態を確認した。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com