
▲31フィートスーパーのURコンテナ(出所:ロッテ)
サービス・商品ブルボン(新潟県柏崎市)、ロッテ(東京都新宿区)、曙運輸(埼玉県越谷市)、全国通運(東京都中央区)、日本貨物鉄道(東京都渋谷区、JR貨物)、日本石油輸送(東京都品川区)は28日、日本石油輸送が所有する高断熱な31フィートスーパーURコンテナを活用した鉄道によるラウンドマッチング輸送を28日より開始したことを発表した。
ブルボン、全国通運、JR貨物、日本石油輸送は、31フィートスーパーURコンテナを活用した鉄道モーダルシフトを、16年7月より新潟から岡山向けで開始。23年1月には福岡向けも開始し、CO2排出量の削減や、物流2024年問題の解決を見据えた持続可能な輸送体系の構築に取り組んできた。スーパーURコンテナは真空断熱パネルを採用したコンテナで、一般的な冷蔵コンテナよりも高い断熱性能を持ち、定温管理が必要な物品の輸送に向く。
ただ、これらはいずれも片道での輸送であり、復路の輸送がなかったことからコンテナ運用に課題を抱えていたという。今回、ブルボンの福岡県内物流センターへの納品後、同じコンテナをロッテ九州工場(福岡県)から大阪府内の倉庫向けへの輸送に活用するマッチングを行い、28日よりブルボン、ロッテによるラウンドマッチング輸送を開始した。
同業2社による、物流部門でのコラボレーションを行うことにより、輸送にかかる総コストを削減できるだけでなく、労働力不足の解消などでの物流効率化にも貢献。ロッテは同区間を鉄道輸送に切り替えることにより、CO2排出量を年間17トン(削減率80.3%)削減する。
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