荷主熊本いいくに県民発電所(熊本市中央区)と三菱商事エネルギー(東京都千代田区)は2日、熊本県の地域循環型バイオディーゼル(BD)を、全国へ供給する施策を開始したと発表した。
熊本いいくには、熊本県内の自治体、学校、民間企業、住民の協力で回収した廃食用油を原料に、自社プラントで高純度バイオディーゼル「くまエネ」を製造。他地域への輸送、特に遠隔地への輸送に関しては、日本貨物鉄道(JR貨物)が提供する、環境にやさしい輸送手段「貨物鉄道輸送」を利用。熊本いいくにが回収した廃食用油から製造された「高純度バイオディーゼル くまエネ100」を、「鉄道輸送網」を利用して10月初旬に出荷し、新潟地区に納入した。高純度バイオディーゼルを「鉄道輸送網」を利用して輸送するのは全国初となる。今回の熊本から新潟への輸送では、通常の主たる輸送方法である10トントラックで輸送する場合に比べ、貨物鉄道を利用することで輸送中のCO2排出を大幅に削減した(トラック輸送1112キログラム、鉄道混合輸送128.8キログラム、日本通運調べ)。
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