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国交省、天然ガス燃料船普及へ総合対策とりまとめ

2013年6月28日 (金)

行政・団体国土交通省は6月28日、天然ガス燃料船の普及に向け、総合対策のとりまとめを完了したと発表した。

国交省では、天然ガス燃料船の普及に向けた環境整備を図り、事業者の取組みを支援するため、昨年9月に「天然ガス燃料船の普及促進に向けた総合対策検討委員会」を設置し、検討を進めていた。27日開催の委員会で検討の成果をとりまとめた。

具体的には、液化天然ガス(LNG)燃料の補給などのソフト面、船舶の設備などのハード面関連のルールが未整備であることが課題となっていることを受け、(1)LNG燃料補給時の安全対策などを定めた標準的なガイドライン・オペレーションマニュアル(2)高圧ガスサプライシステムの設計指針——をまとめた。

このガイドライン・オペレーションマニュアルは、経済産業省や海上保安庁などの関係省庁も参加して策定したもので、夜間や天然ガス燃料船の荷役中・旅客乗降中に補給を行う場合の留意事項も定めた。

また、高圧ガスサプライシステムの設計指針の活用により、実際に造船所などが天然ガス燃料船を建造する際に、国際基準に合する設計をより効率的に行うことができるようになる。