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SBSロジコム、島忠の物流を3PL受託

2013年7月1日 (月)
新規導入した入庫7列・出庫 28 列のソーター

新規導入した入庫7列・出庫 28 列のソーター

ロジスティクスSBSホールディングス傘下のSBSロジコム(旧ティーエルロジコム、東京都墨田区)は1日、島忠(さいたま市)のホームセンター商品の3PL業務を受託した、と発表した。6月から本格稼動に入った。

島忠は「Simachu」と「HOME’S」の2ブランドで大型店舗を展開し、家具・インテリア雑貨から家庭用品、DIY用品まで幅広い商品を取り扱い、関東圏を中心に全国で55店舗を出店している。

SBSロジコムは、島忠からホームセンター商品の物流を一括で担う3PL業務を受注。野田物流センター内に大型ソーターを設置した専用TCを開設し、1日平均2万ケース、4トン車120台に及ぶ商品を120人体制で全国49店舗に配送する。

これまで島忠では、ベンダーが直接店舗に納品するケースが多く、店舗バースの納品渋滞が恒常化。入荷の集中や偏りによって検品などの店舗側作業にも大きな負荷がかかり、物流の効率化が大きな課題となっていた。

そこで、SBSロジコムは200社のベンダーと協議し、半数を野田TC納品に変更することで配送効率の向上や入荷の平準化を図り、店舗負荷の軽減を実現。さらに主要ベンダーは同社が集荷する方式に切り換え、輸送コストを低減した。

日用雑貨商品の管理に定評のある自社開発のWMSを導入したほか、店舗到着時間や商品などをリアルタイムに照会できるウェブシステムも開発し、入荷時間の確認や検品作業の準備など店舗担当者を支援する仕組みを整備した。